ローヤルゼリーの飲み合わせ(コーヒー・紅茶)
ローヤルゼリーを更年期障害の予防や美肌や健康維持などで飲んでいる方も多いと思いますが、筋力アップや貧血予防などの効果を期待して飲んでいる方に特に気をつけてほしい事があります。
長期間ローヤルゼリーを飲み続けるためには、日常生活に馴染みが深い行動に当てはめるといい場合があります。
一番習慣になっている行動といえば食事ではないでしょうか。
ローヤルゼリーは食後に摂取したほうが吸収が良いと言われていますが、コーヒーやお茶など飲んだ後、すぐに摂取していませんか?実はコーヒーやお茶と一緒にローヤルゼリーを摂ると、折角のローヤルゼリーの有効成分が体内に吸収できる量を減らしてしまう場合があります。
それはコーヒー等に含まれる渋みの成分 タンニンが原因で起きます。
1.タンニンとは
タンニンとは植物由来の水溶性化合物の総称で、コーヒー、紅茶、緑茶、ワインなどに含まれる渋みを感じさせる成分です。
タンニンはタンパク質と一緒になるとタンパク質を変性し凝固させたり、鉄分と一緒になると結合して鉄分の消化吸収を阻害します。
ローヤルゼリーにはタンパク質や鉄分が含まれているので、ローヤルゼリーとタンニンは相性があまり良くありません。
鉄分は動物性食品に含まれているヘム鉄と、植物性食品に含まれている非ヘム鉄がありますが、タンニンと結合するとタンニン鉄になります。
タンニン鉄は水に溶けにくいため腸で吸収されず、食品に含まれる鉄分が体内に吸収する事を妨げます。
2.飲み合わせのいい飲み物は?
ローヤルゼリーには豊富なタンパク質をはじめ、ビタミンや鉄などのミネラルが数多く含まれています。
それらの成分の吸収を阻害しないようにコーヒーや紅茶などを飲む場合は、前後30分は空けてからローヤルゼリーを摂取することをお勧めします。
また、麦茶やほうじ茶などはタンニンの量が比較的少なめなので、ローヤルゼリーを摂取する方はこの飲み物を常に飲む事を習慣にするのもいいでしょう。
また、熱い飲み物はローヤルゼリーの成分であるタンパク質を変性してしまう可能性もありますので避けましょう。
決して安くはないローヤルゼリーの成分をしっかり吸収するためには、パッケージや取扱説明書に記載されているように、冷たい水や常温の水で飲む事をお勧めします。