ローヤルゼリーの美容効果 保湿
ローヤルゼリーは健康食品として口から摂取するだけでなく、肌に塗っても効果があるため化粧品にもよく配合されています。
病気や美容に効果があるローヤルゼリーですが、特に注目したいのが保湿効果です。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層でできており、さらに表皮は上から「角質層」「顆粒層」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の4層で作られています。
中でも角質層の働きはとても重要です。
角質層は0.02㎜という食品ラップ1枚ほどのとても薄い層ですが、ほこりや細菌、化学物質の外部刺激を皮膚に侵入するのを防ぐバリア機能と、体内の水分が体外に蒸発するのを防ぎ、肌の乾燥を防ぐ保湿機能があります。
角質層の成分は細胞間脂質が80%、天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor:NMF)が18%、皮脂が2%で形成されています。
このNMFが十分あると、角質層内で水分を保持でき、保湿力のある柔らかい美肌が保てます。
しかし、乾燥や過剰な洗顔などの外的要因や、加齢、睡眠不足、ストレスなど内的要因によって、角質層の保湿機能が低下すると乾燥肌になってしまいます。
化粧品としてのローヤルゼリーで注目されているのが保湿効果です。
ローヤルゼリーエキスを4週間連続塗布すると、角層の水分量を高める効果があることが認められました。
参考:みつばち健康科学研究所(2016.10.26)
NMFの半分以上はアミノ酸からできています。
ローヤルゼリーにはタンパク質をはじめ、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸が豊富に含まれています。
ビタミンAにはNMFの生成を促進し、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ働きがあります。
また、ビタミンE、ビタミンC、たんぱく質もNMFを増やすために必要な要素です。
肌の大半を占める細胞間脂質は、角質層の外部から物質が侵入するのを防いだり、水分が過剰に蒸発するのを防ぐ働きがあります。
主な成分はセラミド、遊離脂肪酸、コレステロール等ですが、大半を占めるセラミド粒子は比較的大きな粒子で、外部から取り入れることがなかなかできません。
セラミドは肌がターンオーバーする時いかに効率よく作れるかがポイントになります。
ターンオーバーは亜鉛やビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、αリノレン酸などの栄養成分を取ることで促進されますが、ローヤルゼリーにはすべて含まれています。
また、ローヤルゼリーに含まれる必須アミノ酸は美肌つくりにはかかせない成分で、特に保湿力や弾力のある肌を作る効果があります。
ローヤルゼリーを生活に取り入れていつまでも保湿力の高い美しい肌をぜひ手に入れましょう。