公正マークのついたローヤルゼリーを選ぶ
いろんなメーカーのローヤルゼリー商品が販売されていますが、価格だけでなく品質にもかなり違いがあります。
品質の良いローヤルゼリーを選ぶ目安の1つとして公正マークがついているか、いないかで判断する方法があります。
1.公正マークとは?
ローヤルゼリーの公正マークは、国の行政機関である公正取引委員会と消費庁から指導を受けている「社団法人 全国ローヤルゼリー公正取引協議会」が厳正に審査を行い、一定条件の品質クリアしている商品にのみつけることができる認証マークです。
審査にはとても厳しい基準をクリアする必要があります。
安全性や衛生面では、水分量や粗タンパク、デセン酸、酸度、一般生菌数、大腸菌類などの成分基準がチェックされます。
また、原材料、内容量、賞味期限、保存方法、原産国、事業者名の表示を義務づけており、製品に対して不当表示や誤表示、過大包装がないかもチェックします。
生産工場の立ち入り検査も行い、設備や作業員の衛生面、製造、加工方法も基準通りに行っているかなど細かい部分まで慎重に審査をしています。
また、最初だけでなく継続審査も毎年行われているので安全性も高いです。
ローヤルゼリーを選ぶ際に重要になるデセン酸の量も、生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーにそれぞれ基準が設けられており、基準値を満たしてなければ公正マークを得ることができません。
デセン酸の量に関してはローヤルゼリーのデセン酸の濃度でも詳しく解説しています。
2.公正マークのついたローヤルゼリーを選ぶメリット
ローヤルゼリーが紹介され始めたころは粗悪品も多く出回り、健康被害を受けた人がたくさん現れました。
そこで、設けられた検査基準をクリアした商品に与えられているのが公正マークです。
公正マークの付いた商品は、違反を行った場合、当協議会から警告や50万円以下の罰金などの違約金を課される場合があります。
また、違反を未然に防ぐシステムで業界全体を向上させていますので安心できる商品といえるでしょう。
しかし、公正マークがないからといってすべてが粗悪品であるわけでもありません。
反対に、公正マークの偽物もありますので、マークがあるからといって完全に信用してもいけません。
ただ、良いローヤルゼリーを選ぶにあたり、公正マークのあるローヤルゼリーは自社と他の機関から厳しくチェックされているため安全と品質が保証されている分を選びやすいというメリットがあります。
公正マークを参考にしながら、購入の際はしっかりと自分で表示を確認しましょう。