ローヤルゼリーの体質・体調改善 強迫観念軽減
美容や健康のために天然由来で安全性が高いローヤルゼリーを摂取したい方も多いとは思いますが、食物アレルギーを持っている人には逆効果になる場合があるので、使用する前に注意が必要です。
1.食物アレルギーの原因と症状
食物アレルギーはここ15年くらいで急激に増加しています。
主に1歳未満の乳児で多く発症しますが、最近では様々な食品でアレルギーが認められ、児童から大人まで幅広く認められるようになってきました。
食物アレルギーは何らかの摂取した食べ物がアレルゲンとなり、異物を体外に出すための免疫反応が働いて、じんましんや下痢、咳、ゼーゼーなどの症状がおこることをいいます。
アレルギーを起こすのは主に動植物由来のタンパク質がほとんどです。
日本で最も多い食物アレルギーは鶏卵、牛乳です。
次いで大豆、小麦、米があり、これらは5大アレルゲンと言われています。
しかし、成人になってから発症している成人型食物アレルギーでは、魚類、エビ、カニ、果物、ピーナッツ、そば、ごまなどがあります。
食物アレルギーの場合は食べてから2時間程度で発症する即時型反応と、6~8時間くらい少し時間がたってから反応する遅延型があります。
皮膚症状としてはじんましんや赤み、顔の腫れなど現れます。
ほかにも咳や呼吸困難などの呼吸器系症状や口内が腫れる、目が充血するなどの粘膜の症状、腹痛や吐き気、胃のむかつき、下痢などの消化器系の症状が出る場合もあります。
2.食物アレルギーを起こす恐れがあるローヤルゼリーの要因
ローヤルゼリーにはビタミン、ミネラルをはじめ、タンパク質やアミノ酸などが豊富に含まれていますが、その栄養素の中でも、鶏卵にアレルギーを持っている人はローヤルゼリーのタンパク質に反応してアレルギー発作を起こす場合があります。
3.ローヤルゼリーを摂取する際に気をつけること
様々な栄養素を含み栄養価が高いローヤルゼリーですが、食物アレルギー、特に鶏卵のアレルギーを持たれている方は飲用を控えることをおすすめいたします。
ただ、最近ではローヤルゼリーに含まれるアレルギーの原因であるタンパク質を事前に分解して、ペプチドやアミノ酸にしているタイプのものもあります。
食物アレルギーを持っている方は、このようなタイプを利用して、さらにごく少量から試していくことから始められるといいかもしれません。